相手と距離が近い介護職だからこそ気をつけて！身だしなみにも注意しよう

髪型はシンプルに

髪型はコンパクトにまとめるようにしましょう。ロングヘアの人はひとつに結んでお団子ヘアにまとめたり、前髪をピンでとめたりするとすっきりとした印象になります。ヘアアクセサリーはつけても構いません。ただし、飾りが出っ張っていると介助した時に相手の顔や身体を傷つけてしまうので装飾のないシンプルなものにしてくださいね。
髪色は特に決められているわけではありませんが、金髪や明るすぎる色はなるべく避けてください。80～90代のお年寄りは奇抜な髪色にあまりよい印象を持っていません。黒や落ち着いた茶色が無難です。

爪は短く、ネイルはNG

爪はこまめに切って短く揃えておきましょう。ケガの元になるのはもちろんですが、伸びた爪の間に汚れがたまってしまうので衛生的にもよくありません。
ネイルもできれば避けてください。介護職は手先をよく使うので気づかないうちに剥がれていることも少なくないのです。特に食事や入浴の介助などの身体介護を主に担っている人はネイルNGですよ。

メイクはシンプルに

社会人としてメイクするのは常識ですが、濃いメイクはNG。はっきりとした色のアイシャドウや口紅、まつげを整えるマスカラも魅力的ですが介護現場には向いていません。ナチュラルメイクを心がけてくださいね。
また、介護職はアクティブに動き回っているので汗でメイクが落ちてしまうこともありますよね。メイクが汗で崩れても仕事中に直す時間は取れません。メイク直しに時間がかかる過度な厚化粧は避け、なるべくシンプルなメイクにしてください。

靴下は清潔なものを

利用者の自宅を訪問して靴を脱ぐ場合もある訪問介護は、靴下にも気を配らなければなりません。清潔な靴下を身につけ、相手に不快感を与えないようにしましょう。
在宅介護を行っている家庭では家事になかなか時間を割けなかったりもするので掃除が行き届いていない場合もあります。思いがけず靴下が汚れてしまう場合がありますが、訪問先は一ヵ所ではありません。1日に何軒も訪問するので汚れた靴下をすぐに取り換えられるように、替えの靴下も準備しておくといいですよ。

トラブルの元になりやすいのが「におい」

意外とトラブルになりやすいのが「におい」です。自分ではなかなか気づきにくいポイントなので注意してくださいね。香水や柔軟剤などのにおいは香りが強すぎると不快に感じてしまいます。香りが苦手な人もいるので、においを発するものはなるべく避けるようにしてください。特に気をつけたいのは口臭です。歯磨きを徹底する、前日は香りの強い食事は避けるなど日頃から注意してくださいね。